シャクナゲ岳登山　神仙沼～長沼～シャクナゲ岳～シャクナゲ沼

たくさんの観光客が訪れる神仙沼をスタート地点としたシャクナゲ岳登山コース。アカエゾマツなどの原生林や湿原の景観などから、ニセコの湖沼のなかでも最も美しい沼と言われる神仙沼を通り、ひょうたんの形をした長沼の脇を歩く。「ビーナスの丘」と呼ばれる分岐を白樺岳方面へと右に折れ、標高970mのシャクナゲ岳と、山頂に隣接するシャクナゲ沼を訪れる。長沼を過ぎたあたりから登りがきつくなり、シャクナゲ岳山頂手前は大きな岩が転がる急な坂を登るが、それ以外は観光客でも散策できるような道で、ほぼ平坦。登山初心者でも楽しめるコースとなっている。 長沼までは神仙沼から約20分ほどでたどり着けるため、神仙沼と共にこの 2 つの沼を探勝する人は多く、シーズン中は長沼までは多くの観光客が見られる。長沼は海抜780m地点にある土や岩を積み重ねてせき止められた人造湖で、貯水池としても利用 されている。シャクナゲ岳は二セコ連峰の中央部に位置する山 で、山頂からは同じニセコ連山のチセヌプリやニトヌプリ、アンヌプリや羊蹄山を望む。シャクナゲ岳の北方直下海抜970m地点には、ロックガーデンを思わせるようなシャクナゲ沼がある。沼の周辺では主にイソツツジやキバナシャクナゲなどの植物群落が見られるだろう。