礼文島　岬巡りコース

全長１４キロの道のりは岬めぐりあり、爽快な眺めの海岸線ウォークあり、希少植物の鑑賞スポット有りと盛りだくさん。このコースはもともと「４時間コース」という名前であったが、４時間では歩けないという声が多数あったため２０１３年からは「岬めぐりコース」に改名となった。 晴れた日にはサハリンまで望める最北限スコトン岬を十分楽しんだらハイキングの始まり。スコトン岬とゴロタ岬の間にある江戸屋山道は、舗装路だが花が多く咲く場所として知られている。江戸屋山道の途中、トド島展望台に出たらそこからの絶景を楽しみたい。その名の通り、青い海に浮かぶトド島が見えるほか、視界のいい日には利尻山も見渡すことができる。トド島ではかつてトド漁が行われていたとか。 ゴロタ岬まで続く道は波打つ緑のじゅうたんの上を歩くようなコースが続く。坂道を登った先には爽快感溢れるゴロタ岬の絶景が。岬から来た道を振り返るとスタート地点のスコトン岬が。ここへは車では行くことができないため、歩いた人のみが楽しむことのできる風景。その先のゴロタ浜では穴あき貝が多くみられる。これはツメタガイという巻貝が二枚貝を襲って穴をあけたもの。 スカイ岬ではレブンブルーといわれる青い海を楽しめ、その透明度ある海を抱く風景はまるで南国にいるかのような錯覚を抱かす。展望台の目の前にせり出す絶壁や奇岩も見事。スカイ岬には売店もあり、食事もとれる。 「花の浮島」と呼ばれるほど、夏には多くの植物が咲き乱れる礼文島。その中でも、島に来るハイカーたちのお目当ての一つはレブンアツモリソウだろう。ぜひ開花時期に合わせてスカイ岬の先のレブンアツモリソウ群生地を訪れ、マナーを守りながらこの目で鑑賞したい。